アイエヌジー株式会社、一般社団法人日本自走式駐車場工業会、防災評価機構株式会社等に対する損害賠償請求訴訟に関するお知らせ

2025.11.14

アイエヌジー株式会社、一般社団法人日本自走式駐車場工業会、防災評価機構株式会社等に対する損害賠償請求訴訟に関するお知らせ

 令和5年11月30日に、当社が、アイエヌジー株式会社(以下「アイエヌジー」といいます。)、一般社団法人日本自走式駐車場工業会(以下「日本自走式駐車場工業会」といいます。)、防災評価機構株式会社(以下「防災評価機構」といいます。)等に対して提訴した債務不履行等の損害賠償請求訴訟(以下「本件訴訟」といいます。)において、令和7年10月20日に本人尋問及び証人尋問が実施されましたのでその概要の公表、これまでの日本自走式駐車場工業会の主張の概要の公表及び当社がこれまで本訴訟について経過を公表してきた趣旨を再度述べさせていただきます。

第1  本人尋問及び証人尋問について

1.  アイエヌジーは、当社に対して、自動車燃焼実験について「モデルはオープン、実験結果の詳細はクローズ」と説明し、その説明を信じた当社の「実験データ詳細が守られる」という信頼を利用し、当社に何らの説明をすることなく、自動車燃焼実験データの詳細を、日本自走式駐車場工業会の各加盟会員の防災性能評価資料に無断で使用した事実が明らかとなりました。

2. アイエヌジーは、当社に対して、実大駐車場実験について「一切非公表」と説明し、その説明を信じた当社の信頼を利用し、当社に何らの説明をすることなく、学会で同実験内容を無断で発表し、少なくとも当該発表論文を日本自走式駐車場工業会加盟会員の防災性能評価資料に添付して、日本建築センターに提出した事実が明らかとなりました。

3. これらのことから、当社がこれまで主張してきたとおり、当然のことですが、日本自走式駐車場工業会加盟会員の防災性能評価資料において、当社の実験データが無断使用されていたことについて、当社との約束に違反したアイエヌジーらの債務不履行等の責任が認められることとなり、今後は和解での解決あるいは判決での解決の予定となりました。

第2  日本自走式駐車場工業会の主張する内容について

1.  日本自走式駐車場工業会は、国土交通大臣認定の申請をアイエヌジーに委託していない、委託しているのは日本自走式駐車場工業会の各加盟会員である。

2. 日本自走式駐車場工業会は、国土交通大臣認定の申請に関する「防災性能評価資料」の作成をアイエヌジーらに依頼していない、依頼しているのは日本自走式駐車場工業会の各加盟会員である。

3. 日本自走式駐車場工業会は、「自動車燃焼実験」を実施していない。

4. 日本自走式駐車場工業会の各加盟会員が、国土交通大臣認定における性能評価の申請・審査から大臣認定書の受領まで総てを自ら行っている。

5. 日本自走式駐車場工業会から各加盟会員に対する「事前審査」は、単に何層何段か確認と申請の形式が整っているかの確認である。

6. 日本自走式駐車場工業会の「推薦書」は過去の名残りであり、日本建築センターに対して、採用を勧めるという意味での「推薦」はしていない。

7. 日本自走式駐車場工業会において、防災性能評価資料について、その内容を理解できている者は一人もいない。

8. 日本自走式駐車場工業会の代表理事はじめ理事らは、無償である。

9. 日本自走式駐車場工業会の各加盟会員が、国土交通大臣認定における「防災性能評価資料」に、当社(アグナス株式会社)の実験データを使用している事実について、日本自走式駐車場工業会及びその理事らは、知らないし、関わっていない。

 日本自走式駐車場工業会のこれらの主張は、当社の火災実験データの無断使用については、日本自走式駐車場工業会やその理事らは、一切関与しておらず、関与しているのは日本自走式駐車場工業会の各加盟会員であり、各加盟会員が自らの責任と判断で当社の火災実験データを使用しているという趣旨と解されます。

第3 本訴訟の経過公表の趣旨

 当社がこれまで繰り返し述べてきましたとおり、本件で最も重要なことは、当社の火災実験データの元データ・バックデータがない状況で、アイエヌジーや防災評価機構を通じて、日本自走式駐車場工業会の各加盟会員が、当社が実施した実験内容の詳細も把握していないまま同実験データの一部を切り取って無断使用している状況は、建設される自走式立体駐車場の防災性能について、検証性がなく極めて危険な状況であるということです。

 したがって、今後も引き続き、本件訴訟の経過を公表するニュースリリース等を通じて、日本自走式駐車場工業会や同会の各加盟会員等に対して、その危険性等について警鐘を鳴らしていきたいと考えています。

以上