住宅地での自走式立体駐車場

2020.05.14

私の住んでいるマンションは都心から電車で40分、駅から徒歩20分の住宅地という立地にあります。バス停もすぐ近くにあるので、必ずしもクルマがないと生活できないわけではありません。ただ、それでも住民の3分の2程度の方がクルマを所有しています。マンション内に機械式駐車場があるのですが、多くの住民が近隣の駐車場を借りている状況です。

実際に、使用する際に動作の必要のない地上部は満車なのですが、下段部はほとんど空いているのです。マンションの管理組合で、このマンション内の機械式駐車場の利用率の悪さが問題になっているのです。というのも、機械式駐車場が設置されてから20年ほどが経っているため、そろそろ大規模な修繕工事について検討しなければならないのですが、今のような利用状況が続くと、積み立てている修繕費用だけでは足りず、追加で一時金の徴収をしなければならない可能性もあるというのです。

そこで住民の皆さんに確認してみたところ、クルマの買い替えの際に大型車に買い替えた、軽だが車高が高く機械式駐車場に入らない、機械式駐車場の操作が面倒、などの理由により多くの住民の方がマンション内の機械式駐車場を利用していないことがわかりました。このような状況では今後も利用率が改善するとは思えません。とはいっても、利用している住民の方もいる以上駐車場をなくすこともできません。

また、駐車場を平置き化してはどうかという意見も出たのですが、平置き化すると駐車できる台数が減ってしまいます。よい解決策も浮かばないため、これ以上悩んでいても仕方がないと、専門家の方に相談することになりました。そこで、数社の管理会社さんに相談したのです。今より安いメンテナンス費用を提案してくれたのですが、結局、大規模修繕工事自体は避けられず、また利用率の改善にもつながりそうにありませんでした。そんな中、アグナスさんは自走式立体駐車場へのリニューアル工事を提案してくれたのです。

自走式立体駐車場へのリニューアルには当然費用は掛かるのですが、アグナスさんのお話だと、その後のメンテナンスに関してはほとんど費用の負担がないため、今後のことを考えた場合むしろお得になるようです。それに自走式立体駐車場なら駐車台数も問題なく、近隣に駐車場を借りている住民の方からも契約の希望が上がりました。素晴らしい解決策をご提案していただき、本当にアグナスさんには感謝しております。