二階建て自走式駐車場の改修

2018.01.31

二階建て自走式駐車場の改修

地方都市にある二階建て自走式駐車場の競売物件を入手しました。場所は県でも有数の観光名所の近くにあり、県の公共施設のすぐ近くの駐車場です。最低価格が6300万の物件でした。ただ気になったのが周辺駐車場の月極めが1.2万円~2.5万円とかなり値幅があり、当該物件は競売時には2万円の月極め料金でした。あらためて、いくらで貸せるのだろう、値上げできるのだろうか、と考えましたが、素人では判断が難しく、今回駐車場の専門家である、アグナスさんにお伺いしてみた次第です。

アグナスさんの回答では駐車場の建設時期による価格差であって、特別な理由がないとのことでした。また、場所的にはほぼ同条件であるので、現状のままだと2万円、改修するなら2.5万円でいけるだろうという話です。

そこは53台収容可能な物件でしたが、アグナスさんの改修プランだと51台収容に変更し、空いたスペースに降雪地域でもあるので、雪対策として融雪装置の設置をすることを勧められました。その装置に使う水は地下水を利用するのでその工事も合わせてやってしまったほうがよいというプランです。

周辺駐車場には融雪設備を備えた駐車場がありませんから、そこまでの設備をすれば他の駐車場との差別化ができるので、競争力がつくとのことでした。

2.5万円なら1年の売上が1530万円になりますから、改修したとしても約8年で回収できます。

コインパーキングにすれば、増収が見込めるというお話もしていただきました。観光名所が近いということもあり、採算は十分にとれるということでしたが、月極めのみでいくことにしました。理由は観光施設のほかに、県の施設が立ち並ぶ場所でもあり、月極めでの駐車スペースは需要に供給が追い付いておらず、契約希望の申し込みがすでにきていたからです。契約で埋まるなら、安定収入と収益計算がしやすい方が気楽だと思いました。

改修も当然アグナスさんにお願いする予定です。完成がいまから楽しみです。