駐車場経営のデメリットを考えてもなお、駐車場経営を選択した理由

2017.10.26

駐車場経営のデメリットを考えてもなお、駐車場経営を選択した理由

「駐車場経営のデメリットを考えてもなお、駐車場経営を選択した理由」
(50歳・会社員)

私は親からの土地建物を相続し資産運用として賃貸住宅経営をしておりましたが、賃貸住宅経営はローンが終了し、やっと利益確保という頃に建物の老朽化で補修もしくは建て替えを余儀なくされるという苦い経験をしました。

周辺にライバルとなるマンションが増え、空室がでるようになり、いまでは入居者は20%しかないので、ほとんど利益なしの状態です。

昔はこれで儲かっていた人は沢山いたのでしょうが、今の金利では非常に難しいのではないでしょうか。さらに賃貸住宅は飽和状態に近い。初期費用と空き室リスクなどもありますから、よほどの好立地でなければ儲けはわずかにしかなりません。しかも今後日本は人口が減る一方なので、不動産経営は将来的に苦しいかもしれません。

そこでアグナスさんに依頼して駐車場経営をはじめたのですが、立地的に月極め駐車場が良いというアドバイスにそのまま従いました。

地方都市の住宅地に8台分の月極め駐車場です。月極料金は8,000円ですが、地方では相場です。近くの会社と契約しすべて埋まっています。ちなみに初期費用ですが、舗装費5,000円/㎡、フェンス設置費用60万円、その他40万で投資額は約200万です。収入額は8,000円×8台×12ヶ月=768,000円。税金を考えると利回りは約30%ほどです。

さて、じつはこの税金が駐車場経営の唯一のデメリットなのです。駐車場には税制上の優遇処置がありません。固定資産税も所得税もそのままかかってきます。それでも駐車場経営をはじめたのは、やはり初期費用の安さと、空室リスクの心配がいらず、その後の改装補修、解体の費用が必要ないこと。いざとなれば、なんにでも転用可能なことが魅力だったからです。

そういう理由で、駐車場経営を始めましたが、それで本当によかったと思っています。なにより気楽でリスクが少ない。契約さえとれれば確実に利益がでることがわかっていますから。

いまテナントになっているところもいずれ取り壊して、その後は駐車場にするつもりです。なぜなら、そのすぐ隣に大型店舗が建設予定なのが分かっているからです。駐車スペースは約200台分とれますので、いまから皮算用を繰り返して楽しんでいます。その時はまたアグナスさんにお願いするつもりです。